ここでPythonと他のプログラミング言語との比較を行い、どれほど簡単に実行できるかを紹介しておきます。必要なソフトウェア、実行環境はすべての言語で整っているものとし、Hello worldという文字列を出力する、という事をゴールとして比較します。またソースコードを記述し、それを実行する過程を手順とします。
Python
- ソースコードを記述します
print('Hello world')
- プログラムを実行します
python sample.py
- 実行結果が得られました
Hello world
Ruby
- ソースコードを記述します
puts "Hello world"
- プログラムを実行します
ruby sample.rb
- 実行結果が得られました
Hello world
Java
- ソースコードを記述します
public class Sample { public static void main(String[] args){ System.out.println("Hello world"); } }
- ソースコードをコンパイルします
javac Sample.java
- プログラムを実行します
java Sample
- 実行結果が得られました
Hello world
C言語
- ソースコードを記述します
#include <stdio.h> int main(void) { printf("Hello world\n"); return 0; }
- ソースコードをコンパイルします
gcc -o sample sample.c
- プログラムを実行します
./sample
- 実行結果が得られました
Hello world
Swift
- ソースコードを記述します
print("Hello world")
- ソースコードをコンパイルします
swiftc sample.swift
- プログラムを実行します
./sample
- 実行結果が得られました
Hello world
Go
- ソースコードを記述します
package main import "fmt" func main() { fmt.Println("Hello world") }
- プログラムを実行します
go run sample.go
- 実行結果が得られました
Hello world
HTML
これはローカル環境での実行です。またHTML5での実装です。
- ソースコードを記述します
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>タイトル</title> </head> <body> Hello world </body> </html>
- Webブラウザでsample.htmlを開きます
- 実行結果が得られました
Hello world
JavaScript
これはローカル環境での実行です。またHTML5での実装です。
- ソースコードを記述します
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>タイトル</title> </head> <body> <script> alert('Hello world'); </script> </body> </html>
- Webブラウザでsample.htmlを開きます
- 実行結果が得られました
Hello world
PHP
これはローカル環境での実行です。またWebブラウザで表示するのではなくコマンドライン上で実行します。
- ソースコードを記述します
<?php echo "Hello world\n"; ?>
- プログラムを実行します
php sample.php
- 実行結果が得られました
Hello world
最後に
簡単に実行できるからといって良いプログラミング言語であるというわけではありません。大きなプログラムになればなるほど、実行できるようになってからの方が長い作業時間を要します。またPythonのような動的型付け言語よりも、静的型付けの方がきっちりとしたプログラムが書ける、というような印象を持つ方もいます。そのあたりは人それぞれなので、様々なプログラミング言語に触れてみて、改めてどれを学習すべきかを考えてみるのも悪くないかもしれません。