文字列と並んで大切な数値を説明します。一見すると数値のように見える文字列(たとえば「’100’」など)と、きちんとした数値(たとえば「100」など)は厳密に区別されるので注意しましょう。
四則演算
四則演算(加算・減算・乗算・除算)は下記の通りです。
test_integer = 100 print(test_integer + 10) # 加算(足し算) print(test_integer - 10) # 減算(引き算) print(test_integer * 10) # 乗算(掛け算) print(test_integer / 10) # 除算(割り算)
110 90 1000 10
数値へ変換
数値(整数)への変換はintを使用します。
test_str = '100' print(int(test_str) + 100)
200
浮動小数点数
プログラミング言語では、基本的に小数点を含まない数値(int)と小数点を含む数値(float)が区別され、小数点を含む数値を浮動小数点数といいます。浮動小数点数への変換はfloatを使用します。
test_str = '100.5' print(float(test_str) + 100)
200.5
また0.5のように整数部がゼロの場合はそれを省略して記述することができます。
test_float = .5 print(test_float)
0.5
複素数
複素数を表すcomplexは、数値へjやJを付与することで虚数になります。次の例は実数が100、虚数が5の複素数です。
test_complex = 100 + 5j print(test_complex) print(test_complex.real) print(test_complex.imag)
(100+5j) 100.0 5.0